グルメ
ジンギスカン完全ガイド
北海道民のソウルフード、ジンギスカン。
名店の選び方から食べ方のコツ、「羊が苦手…」という方へのアドバイスまで、地元目線でまるごとご案内します。
ジンギスカンってなに?
ジンギスカンとは、羊肉を専用の鉄板で焼いて食べる北海道の郷土料理です。 モンゴルの英雄・チンギス・ハーンの名前が由来とされています。
明治時代から北海道では羊の牧畜が盛んだったことから道内に広まり、 今では「北海道に来たら一度は食べたい」定番グルメのひとつ。 地元民の間ではバーベキューの定番でもあります。
ラム・マトン・ホゲット、何が違うの?
ジンギスカンに使う羊肉は、羊の年齢によって呼び名が変わります。それぞれ味わいや特徴が異なります。
🐑 ラム(Lamb)
ラムは生後1年未満の子羊です。
- 肉質が柔らかい
- 羊特有の香りが控えめ
- あっさり食べやすい
- 初心者に人気が高い
「羊肉は苦手かも…」という人でも、ラムなら食べられるケースが多いです。最近の札幌の生ラムジンギスカン店は、このラムを使う店がかなり増えています。
🐑 ホゲット(Hogget)
ホゲットは生後1〜2年未満の羊です。
- ラムより旨みが強い
- マトンほどクセが強くない
- 赤身感が増える
- "通好み"と言われることも
ラムの柔らかさを残しつつ、羊らしいコクが出始める時期のお肉です。ただし流通量が少なく、日本ではまだ珍しい存在。北海道の一部専門店や牧場系レストランで扱われることがあります。
🐑 マトン(Mutton)
マトンは生後2年以上の成羊です。
- 羊らしい香りが強い
- コク・旨みが濃厚
- 肉質はしっかりめ
- 好みが分かれる
昔ながらの北海道ジンギスカンでは、冷凍マトン+味付けダレ文化が主流でした。そのため「ジンギスカン=臭い」というイメージを持っている人は、実はこのマトンの印象が強い場合もあります。一方で、羊好きになると「マトンこそ旨い」という人もかなり多いです。
鉄板の形で、味も変わる
ジンギスカンの鉄板にはいくつかの種類があり、お店によって異なります。 焼き上がりの食感や風味にも違いが出るので、これも楽しみのひとつです。
- 兜(かぶと)型:中央が山型に盛り上がった鉄板。肉は山の部分で焼き、野菜は周りの溝に並べます。肉汁が溝に落ちて野菜にしみ込むのが絶品。
- 平型(フラット型):平らな鉄板で、肉も野菜も一緒に焼くスタイル。しっかり焼き目をつけたい方に。
- 炭火:炭の遠赤外線でじっくり焼くスタイル。香ばしさが格別で、肉の旨みが特に引き立ちます。
「羊が苦手…」な方へのコツ
羊肉の臭みが気になって食べられない、という方もぜひあきらめないでください。 コツを知っておくだけで、ぐっと食べやすくなります。
- まずラムを選ぶ:マトンより臭みがずっと少ないです。「ラムありますか?」とお店に聞いてみましょう。
- しっかり焼く:半生のまま食べると臭みを感じやすいです。表面に焼き色がつくまでしっかり焼くのがコツ。
- タレをたっぷりつける:ジンギスカンのタレは醤油ベースにリンゴや玉ねぎが入った甘辛味。タレの風味が羊の臭みをうまくカバーしてくれます。
- 野菜と一緒に食べる:もやし・玉ねぎ・ピーマンと一緒に口に入れると、脂っぽさや臭みが中和されて食べやすくなります。
食べ方の基本
- 鉄板をしっかり温めてから肉・野菜をのせる(冷たいうちにのせると臭みが出やすい)。
- タレに漬けてから焼く「タレ漬けスタイル」と、焼いてからタレにつける「生ラムスタイル」があります。お店によって違います。
- 野菜は肉汁が落ちる溝の部分でゆっくり蒸し焼きにすると旨みが染みて絶品。
- ビールとの相性が最高!北海道限定の「サッポロクラシック」はぜひセットで。
pon おすすめの名店4軒
タイプでしぼりこむ
炭火焼ジンギスカン ポッケ
北海道産の食材にこだわった、ボリューム満点のジンギスカン料理です。化学調味料を一切使わず、無添加の料理にこだわっています。一番人気のお肉は「塩ジンギスカン」です。オーナーがタレを自ら仕込む「味漬けジンギスカン」は自信作です。〆には絶品「とりポン茶漬け」をどうぞ。
ラムハウス・ケケレ
絶品!アイスランド産の生後6ヶ月未満のラムだけを使う羊肉専門店。ここでしか食べられない「ラムの刺身」をはじめ、ジンギスカン・ハンバーグ・リゾットまで、どれも絶品でおすすめです。ヨーロピアンな内装で特別感があり、大切な日のディナーや女子会にぴったり。完全予約制なので、必ず予約してから訪れてください。
炭焼きジンギスカン いし田
北海道士別産のサフォーク種を牧場から一頭買いし、お店で解体して提供するという徹底ぶり。だから鮮度が段違いです。実は札幌で北海道産の羊を扱うジンギスカン店は10軒ほどしかなく、ここはその希少な一軒。炭火でじっくり焼き上げた肉の旨みは、道外産とは一味違います。本物の北海道ジンギスカンを味わいたい方にぜひ訪れてほしいお店です。
旭川成吉思汗 大黒屋 札幌店
旭川の名店が2025年2月に札幌に上陸。こだわりの生ラムは肉質がやわらかくジューシーで、炭火で熱したジンギスカン鍋で焼くと旨みと脂が溢れ出し、玉ねぎなどの野菜との相性も抜群。各部位に合わせたタレ・味付けにもこだわりがあります。「ラムサガリ」「ラムハツ」などの希少部位も見逃せません。カウンター・テーブル・個室と席の種類も豊富です。
💡 予約がおすすめ
人気店は週末・夜は特に混雑します。「じゃらん」「ホットペッパーグルメ」「食べログ」などで事前に予約していくと安心です。⚠ 服のにおいに注意!
ジンギスカンを食べると、服に煙やタレのにおいがかなりつきます。お気に入りの服は避けるのがベター。お店によっては消臭スプレーを貸してくれるところもあります。衣服やカバンが入る大きめのビニール袋を持参すると、食事中に入れておくことでにおい付きを抑えることができますよ!